設立経緯とその役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 05:29 UTC 版)
「「野生生物と社会」学会」の記事における「設立経緯とその役割」の解説
近年、人間と自然との共存が盛んに叫ばれている中、野生生物の保護と管理に科学的な関心を持つ者に広く開かれた学会として設立された。自然保護問題を多く抱えたアジア太平洋地域の中で数少ない野生生物保護団体として活動を広げている。 日本は世界でも有数の野生生物製品消費国であるにもかかわらず、国内で野生生物の絶滅問題などが議論されることが少なく、自分たちの消費活動が野生生物の危機につながっていることを自覚していないことが多い。野生生物保護学会はこの現状の中、野生生物・生態系の保護・管理、エコツーリズム、エコシステムマネージメント、自然とかかわる人間に関する研究と実践・協働を目的に活動している。人間と自然の共存を探る学会はまだ国際的にも少ない。大学や研究機関に所属する研究者だけでなく、行政や民間団体、企業などに籍をおく多様な立場の会員が野生生物保護学を発展させるべく集っている。野生生物と人間の関係に加えて、生態系にかかわるに人間と人間のかかわりにまで領域を広げ、現場で活かせる知識を基盤に置くことをこれからの方向としている。
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