記念

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記念

出典:『Wiktionary』 (2021/08/25 12:01 UTC 版)

名詞

記念（きねん、稀:かたみ）

1. 思い出に残しておくこと。また、そのためのものや行事。
   • 記念品。記念硬貨。
   1. （諧謔的）物事本来の目的を度外視して、ただ思い出を作ったり体裁を装ったりするために行うこと。ひやかし。
      • 記念受験。（マラソンなどで）記念参加組。記念王手。
2. 過去の出来事などへの思いを新たにすること。
   • 結婚記念日。明治百年記念恩赦。
3. 施設や大会などが偉人などの名にちなむこと。
   • 有馬記念。クラーク記念館。
4. 特別な機会を祝ったり盛り上げたりすること。
   • 来場者一万人突破記念。
5. 記憶。
   • 現に伊沢氏の子孫も毎（つね）に曾（かつ）て山陽を舎（やど）したことを語り出でて、古い記念を喚び覚してゐる。（森鴎外『伊沢蘭軒』）
6. 形見（かたみ）を参照。

参考

• 「紀念」とも書く。（戦前に多く用いられた。また中国語では主に「紀念」を用いる）

用法

「卒業記念」「結婚記念」など、よい出来事や思い出として使われることが多いことから、「記念」をよい出来事の時にしか使わないものと捉える人もいる^[1]が、「原爆記念日」「国恥記念日」「大喪記念誌」などのように、記憶に留めておきたい出来事であると判断したものであれば、事の吉凶は関係ない。

翻訳

• 英語: memory,remenbrance,commemoration
• 中国語:  (繁): 紀念/ (簡): 纪念

関連語

• 記念品
• 記念日
• 記念物

動詞

記念 (きねん)

1. 過去の出来事などへの思いを新たにする。
2. 施設や大会などが偉人などの名にちなむ。
3. 特別な機会を祝ったり盛り上げたりする。
   • 記念すべき第一回大会の開幕です。