記号の使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 06:12 UTC 版)
記号の置き場所は多様性の例として語られる。しかし、理由の一部は置き場所に関する公式の標準がなく、各国が各種の慣習を作り出したりかつての通貨における慣習を維持したことによっている。たとえばアイルランドとオランダは、かつての通貨記号(それぞれ £ と ƒ)が金額の前に置かれていたため、ユーロ記号も一般に同じ位置に置かれるが、フランスとドイツを含む他の多くの国では、€3.50 のような金額はそれぞれの国のかつての通貨の慣習に従って 3.50€ や 3€50 のように書かれることも多い。 セント記号の使用に関する“公式な”勧告はなされておらず、使用方法は参加国間や国内でも異なる。合計金額はしばしばユーロの十進表記(たとえば 5c ではなく €0.05 や €–.05)で表現される。最もよく使われる略号は "c" だが、他の略号として "ct"(ドイツの一部), snt(フィンランド)、ギリシアでは大文字のラムダ(λεπτό, "lepto" の Λ)、アイルランドではまれにアメリカスタイルの "¢"、そして科学技術および ISO 適合の略号 c€ などがある。
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