計画されていたミッション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 17:29 UTC 版)
「コスモス1号」の記事における「計画されていたミッション」の解説
太陽帆のコンセプトを検証するため、コスモス1号プロジェクトでは8枚の帆を装備した軌道宇宙機を2005年6月21日に打ち上げた。宇宙機の質量は100kgで、打上げ後に中央のハブから8枚の三角形の帆が展開される。帆の長さはそれぞれ15m、表面積は合計600平方mであり、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタラートでできている。 宇宙機は、バレンツ海で潜水艦ボリソグレブスクから潜水艦発射弾道ミサイルR-29Rを転用したヴォルナで打ち上げられた。最初の円軌道は高度800kmで、ここで帆が広げられる。帆によって宇宙機の高度は徐々に上昇し、「ミッションが終了する30日後には、宇宙船の高度は50から100kmも上昇する」と惑星協会のルイス・フリードマンは語っていた。 帆に使われるマイラー樹脂が日光による損傷を受けるため、ミッションは打ち上げから1カ月以内で終了すると想定されていた。
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