計画されていたアメリカ海軍の次世代型戦闘艦群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 00:52 UTC 版)
「CG(X)」の記事における「計画されていたアメリカ海軍の次世代型戦闘艦群」の解説
アメリカ海軍ではタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の次世代艦としてCG(X)を、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の次世代艦としてDD(X)を、新たに生まれた沿岸域での戦闘能力強化の必要性に対処するためとして沿海域戦闘艦(LCS)をという風に、3種類の新たな戦闘艦群の開発計画を進めていた。 このうちDD(X)計画はズムウォルト級ミサイル駆逐艦として具体化することになるが、高額な建造費のため議会等から批判を招き、2隻しか建造されないことになってしまった。このためCG(X)の開発がうまく進んでアメリカ議会が同意すれば、CG(X)がズムウォルト級ミサイル駆逐艦の建造数を越えると考えられていた。しかしCG(X)も高額な建造費の問題から2010年度に開発中止となり、当面の間はアーレイバーク級ミサイル駆逐艦を追加建造することで老朽化したタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を代替することになった。 また2012年3月現在では、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦は3隻のみが建造される予定であり、将来においてアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦を代替する計画がどのようになるかは流動的である。LCS計画のみがフリーダム級沿海域戦闘艦とインディペンデンス級沿海域戦闘艦という形で実を結びつつある。
※この「計画されていたアメリカ海軍の次世代型戦闘艦群」の解説は、「CG(X)」の解説の一部です。
「計画されていたアメリカ海軍の次世代型戦闘艦群」を含む「CG(X)」の記事については、「CG(X)」の概要を参照ください。
- 計画されていたアメリカ海軍の次世代型戦闘艦群のページへのリンク