言語と技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:34 UTC 版)
日本人アーティストによるラップは日本語によって行われることが多い。しかし、日本語は英語とは文法や発声法、音韻が大きく異なる。そのため、日本語のラップはしばしば倒置法や喚体句などの修辞技法や、半韻や多重韻、英語風の発音が使用され、しばしばしゃべり言葉とはかけ離れた語調・文体となる。 近田春夫などは、この日本語のラップにおける不自然な日本語に対し否定的見解を示している。 一方でMummy-Dなどのように、日本語のラップが既存の日本語詩とは異なる表現技法や詩情を開拓した点を肯定的に捉える意見も存在する。音楽評論家中村とうようは、幕末に流行した芸能「阿呆陀羅経」が日本語ラップの源流であるという見解を示している。
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