親子間の相互交流評価システム (Dyadic Parent-Child Interaction Coding System:DPICS)
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DPICSは元々、こどもの素行問題を抱えた家族のためにつくられた観察システムである。直接的な観察を用いて、親子の関わりを評価(コーディング)する。DPICSは1981年に出版されて以来、3回改定が行われ、2020年11月現在使用されているのは第Ⅳ版である。DPICS のカテゴリーは、社会的関わりの中での言語的および身体的な行動によって計測される関係性の質の指標として機能する。DPICSには研究版と臨床版があり、臨床版での 親の発言のカテゴリーは、批判、直接的命令、間接的命令、具体的賞賛、一般的賞賛、行動の説明、繰り返し、中立的会話である。臨床版では子どもの行動のカテゴリーはごく限られており、親の命令に対する反応に対する、従う、従わない、命令に従う機会なしが、命令毎にコードされる。
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