西洋のエッセー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:44 UTC 版)
西洋のエッセー(essay)については古代ギリシアのテオプラストスの著作『人さまざま』を起源とする考え方もある。「Essay」の萌芽は古代ローマのキケロ、セネカ、プルタルコスなどの作品に見ることができる。 一般的には、私自身を語るという著作の基本姿勢を明示して執筆されたミシェル・ド・モンテーニュの『エセー』(essai)などの著作から始まったと考えられている。このような文学形態はイギリスのフランシス・ベーコンにも継承され英語の散文は大きく成長を遂げたといわれている。 18世紀から19世紀の出版文化隆盛の時代になると、雑誌等の定期刊行物において幅広い読者を引き付けるため随筆が掲載されるようになった。代表的な作品にLondon magazineに折々に寄稿されたチャールズ・ラムのエッセーがあり、Essays of Elia(1823年)及びThe Last Essays of Elia(1833年)としてまとめられたた。
※この「西洋のエッセー」の解説は、「随筆」の解説の一部です。
「西洋のエッセー」を含む「随筆」の記事については、「随筆」の概要を参照ください。
- 西洋のエッセーのページへのリンク