西洋のツゲと文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 08:50 UTC 版)
ヨーロッパのツゲはふつうセイヨウツゲを指す。西洋では古来、ツゲは葬礼と関わりがあり、墓地にツゲの木を植える。葬儀では棺と一緒にツゲの枝を埋葬する。ワーズワースは19世紀のイングランド北部の葬儀の様子を伝えており、葬儀の参列者は1本づつツゲの枝を持ち、墓穴に投げ入れるという風習があった。 一方、日本と同じように、ツゲは細工物、彫刻などに使われ、古代ギリシャではピュクシス(化粧箱)がつくられた。印章にも用いられたほか、チェスの駒、弦楽器、バグパイプなどに利用された。現代では、こうした西洋楽器の修理・修復にも日本のツゲが用いられている。
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