西松輸送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 22:34 UTC 版)
西松船団は既存の一般船団に組み込む形で2便だけが運航された。門司から高雄まではモタ船団、高雄からパラオまではタパ船団としての運航になった。西松1号船団(モタ06船団・タパ04船団)と、西松2号船団(モタ09船団・タパ06船団)のいずれも、後者で1隻が故障脱落して後日到着となったほか特に損害を受けずに無事にパラオまで到着した。うち、西松2号船団は、パラオ入港直前の3月26日にアメリカの潜水艦タリビーの魚雷攻撃を受けたが、発射魚雷の自爆により逆にタリビーが沈没している。 なお、西松2号船団到着から間もない3月30日と31日に、パラオ基地はアメリカ海軍第58任務部隊によるパラオ大空襲で手痛い打撃を受けた。西松2号船団で到着した艦船のうち、貨物船の忠洋丸と駆逐艦若竹、第31号哨戒艇も撃沈されている。貨物船の松江丸は最終目的地のメレヨン島へ別船団で向かい、無事に到着したが帰路で撃沈された。
※この「西松輸送」の解説は、「松輸送」の解説の一部です。
「西松輸送」を含む「松輸送」の記事については、「松輸送」の概要を参照ください。
- 西松輸送のページへのリンク