複数の都府県にわたる路線の整理番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 05:49 UTC 版)
「都道府県道」の記事における「複数の都府県にわたる路線の整理番号」の解説
かつて都道府県道の路線番号案内標識が存在しなかった時代に、複数の都府県にわたる路線では各都府県で整理番号が異なることが多かった。東海地方や中国地方、四国地方、九州地方では1970年代前半に路線番号の統一が行われていた(鳥取県道は比較的遅く1984年施行)が、東日本や近畿地方では1994年まで大半の都府県道の整理番号がまちまちの状態であった。 その後、都道府県道の路線番号案内標識が立てられて整理番号が表示されるようになると、都道府県境を跨ぐ場合に番号が変わってしまうことによって、案内上の不都合が生じてきた。そのため1993年(平成5年)頃に建設省(現: 国土交通省)が、このような路線ではできるだけ同一の整理番号になるように都府県間で調整するよう通達を出したことから、1994年4月以降は境界を跨ぐ都府県道のほとんどで、同一の番号を使用するように整理番号の変更がなされた。例えば、主要地方道園部能勢線の整理番号については、京都府は54号、大阪府が3号であったが、1994年に54号に統一された。 しかし現在においても、山梨・神奈川・静岡県を跨ぐ県道山中湖小山線のように、同一路線であっても県によっては整理番号が変更されず、他の都府県間と番号が統一されていない県道もいくつか存在している。 ウィキペディア日本語版では、記事名を東京都道5号新宿青梅線、東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線(起点が左)、栃木県道・群馬県道・埼玉県道・茨城県道9号佐野古河線(起点が左)、東京都道20号・神奈川県道525号府中相模原線のようにしている。
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