製造から函館市譲渡まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 05:19 UTC 版)
「函館市交通局1000形電車」の記事における「製造から函館市譲渡まで」の解説
1955年(昭和30年)に都電7000形の二次車として20両(7031 - 7050)が日本車輛製造・日本車輛東京支店・東急車輛・日立製作所で製造された。制御方式は一次車と同じ直接制御ではなく、間接制御(間接非自動制御)が採用された。また、制御器の電源として電動発電機(MG)が搭載されていたが、そのメーカーは20両と少数ながら東芝、日立製作所、東洋電機の3社のものが採用されるなど、本グループは制御方式と併せて試作的要素が強いものであった。主電動機は、当初出力52kW(一時間定格)のND52が搭載されていたが、後に7500形と同じ出力60kW(一時間定格)のNE60に転換されている。 都電の路線縮小と前述の試作的要素の強さから、1970年(昭和40年)1月に10両(7032 - 7034・7036 - 7042)が廃車となり、全車が函館市交通局に譲渡された。一両あたりの車両価格は45万円[要出典]。北海道への輸送は、品川埠頭より貨物船で行われ、7032・7038・7039・7042号が三陽丸、7036・7040号が幸永丸、7033・7034・7037・7041号が朝香丸で海路渡道した[要出典]。
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