裏金5億円超、受験料や教科書費を流用
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「大阪桐蔭中学校・高等学校」の記事における「裏金5億円超、受験料や教科書費を流用」の解説
2015年(平成27年)3月24日、大阪桐蔭中学・高校の裏金不正流用問題が、内部告発により発覚した。その裏金の大部分は、生徒の保護者より必要額より過剰に徴収した進研模試の受験料、教科書購入費用(教材費)が主な出所となり、その裏金は初代校長やその娘の個人口座など数々の場所に隠され、その額は5億円を超えると見られている。 裏金は、タクシー代・飲食費・塾関係者等への接待費、ほかゴルフ用品・エルメス等高級ブランド品(スカーフ・バッグなど)や贈答品などの購入に当てられていた。 この問題を重く見た大阪府は、同年3月26日に「保護者に返すべき金の流用で非常に悪質」との理由で、私学補助金減額処分の要件である「管理運営が著しく適正を欠いている場合」に該当と判断。結果2015年度に大阪桐蔭へ支給予定だった6億6000万円の補助金を、過去最大の20%(約1億3000万円)減額する事を決定した。 同年4月9日、この問題で同じ学校法人傘下にある大阪産業大学教職員組合は、大阪地方検察庁特別捜査部に関係者2名を業務上横領の容疑で刑事告発。2016年4月に大阪地検は嫌疑不十分により不起訴処分としたが、翌年5月に不起訴処分を不当として審査を求める申立書を大阪産業大学教職員組合が大阪検察審査会に提出した。
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