裏金づくり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:42 UTC 版)
裏金づくりは、公共機関、企業、各種の団体とあらゆるところで日常的に行われていると考えられるが、当事者の証言がない限り実態の解明は困難であることが多い。 特にプール金と呼ばれる、経理上の不当操作を行なっての積立は後を絶たず、実質的には流動的資金の積立てと云う名目で慣例化し組織内で容認されている場合もあって、内部の人間ですら、事実上の横領・背任行為、または詐欺行為である事を自覚していない場合もある。 特に中央官庁や地方公共団体といった公共機関は飲食費、出張費、消耗品費など他費目名義の予算を経理の不当操作によって裏金化して、運営上必要な費目へ充当、上位組織への上納金、マスコミなどの買収・口止め、官官接待(監査時の監査委員の慰労接待など)、私物購入、遊興費(飲み会の費用等)などに使っていた。 不祥事として発覚して世間の批判を浴びるたびに、これら裏金ねん出の温床とされた費用執行には領収書や報告書、執行状況の写真添付など厳格化されている。
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