裂田の溝(さくたのうなで)
裂田の溝ぞいの景観 | 疏水の概要 | ||||||
■疏水の所在 福岡県筑紫郡那珂川町山田、安徳一帯 150ha ■所在地域の概要 裂田の溝がある那珂川町は、福岡平野の西側を北流して博多湾に注ぐ、那珂川の上流に位置している。 那珂川町は福岡市と隣接していることから、福岡市のベッドタウンとしての開発が進み町の大半が住宅地化してきたが、裂田の溝の受益地一帯はかなりの農地が残り、都市近郊地としてはめずらしく、まとまった農地が存在する。 ■疏水の概要・特徴 裂田の溝は那珂川町山田の一の井出から取水し、総延長約5kmの人工水路である。約7集落、150ha以上の水田を潤し、水田景観を創出している。この水路は『日本書紀』にその開削に係る記述があり、その記述に関わる遺跡も現存している貴重な遺産である。1200年以上経ってもなお、現役の水路として活躍している世界的に見ても稀有な遺産である。 | |||||||
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