裁決に対する不服申立と基準の見直し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 00:36 UTC 版)
「2012年の日本競馬」の記事における「裁決に対する不服申立と基準の見直し」の解説
6月10日に行われた東京競馬第8競走で、内田博幸(美浦)の騎乗馬が決勝線手前で急に外側へ大きく動いたことについて「危険な騎乗に該当する」と判断され開催日2日間の騎乗停止となった件に関して、被害馬を管理する調教師の小島茂之(美浦)が走行妨害を申し立てるも棄却されたため、小島はこれを不服として申立書を提出する意向を2日後の12日に明らかに。 その後、小島が申立書を提出したため6月13日に行われた裁定委員会で審議した結果、「申し立てを棄却した裁決は相当である」として申立を棄却。小島はなおも不服として、日本スポーツ仲裁機構や裁判で争う構えを見せた。 JRAは6月22日、一連の経緯について同馬の馬主が所属する中山馬主協会会長の西川賢ら幹部に対して事情説明を実施。この中でJRA側は裁決基準の不明確さ、審議時間の長さなどについて不手際を認め、今後は調教師や騎手、マスコミに改めて説明することを協会側に伝達。協会側が『裁決基準の公開及び見解の相違がないようにして戴きたい』と要請したことに対しても裁決基準の見直しを含めて新方針を打ち出す用意があると明らかにした。 「2013年の日本競馬#降着・失格の規定変更」も参照
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