被害隠蔽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 00:50 UTC 版)
また、風船爆弾による攻撃を知ったアメリカ陸軍の一部は、日本軍が風船爆弾に細菌爆弾などの生物兵器を搭載している可能性を考慮し、着地した不発弾を調査するにあたり担当者は防毒マスク、防護服を着用している。 また、少人数の日本軍の兵士や特殊工作員がエンジンの付いた風船に乗ってアメリカ国内に潜入し、破壊活動を起こすという懸念を終戦まで払拭することはできなかった(実際に爆弾の代わりに兵士2-3名をエンジン付きの気球に搭乗させる研究も行われていた)。 自国民の戦意に影響が出ることや、軍民に混乱が起こることを恐れてマスコミに緘口令を敷くなどの情報操作を行い、風船爆弾の飛来のみならず、自国内における風船爆弾による被害を大戦終結後まで隠蔽していた。
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