表向きの研究開発の中止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 02:35 UTC 版)
「サイコフレーム」の記事における「表向きの研究開発の中止」の解説
U.C.0094『CCA-MSV』『機動戦士ガンダムUC』 『機動戦士ガンダムUC』本編から2年前にあたるエピソード「戦後の戦争」では、『シャアの反乱』から一年後のサイコフレームの扱いが描かれた。サイコフレームは『シャアの反乱』で実戦に供されて以後、連邦軍では研究開発が中止された曰く付きの代物となっていた。それは開発側にも想定しきれない未知の特性が確認され、制御がきかなくなる可能性が指摘されたからである。だが、そんな公式発表の裏側で、軍とアナハイム・エレクトロニクスは「UC計画」をプロジェクトし、開発中止の例外として、サイコフレームの研究開発を継続。「UC計画」の一環として試験機のスタイン01ことシナンジュを開発した上で、ネオ・ジオン軍に譲渡する計画が仕組まれていた。サイコフレームのアイデアはネオ・ジオンからアナハイムへもたらされたものだが、ネオ・ジオンにはサイコフレームを生産する設備がなく、アナハイムに委託せざるを得なかった事情があったのである。『シャアの反乱』が失敗に終わった宇宙世紀0094年では、アナハイム社がネオ・ジオンに義理立てをする義務はなく、いくらネオ・ジオン原産の素材であったとしてもサイコフレームを譲渡する理由もない。地球連邦にとっても、未知の特性を秘めた素材を流出させるのは危険極まりなく、強奪事件に見せかけ、シナンジュをネオ・ジオンへと譲渡した。 そしてまた、シナンジュ・スタインとは異なる開発系統で、サイコフレーム搭載機である量産型νガンダムも建造されたのだった。
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