血脈相承事件(日蓮正宗管長事件)
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「審判権の限界」の記事における「血脈相承事件(日蓮正宗管長事件)」の解説
最三小判1993年(平成5年)9月7日。 内容として、正信会の僧侶らが宗務院の制止を無視して全国檀徒大会を強行したために処分を受け、処分を不服として、1979年(昭和54年)7月22日、66世法主・細井日達が後継の管長・法主を選定せぬまま遷化(死去)し、67世法主として登座した阿部日顕が血脈相承を受けていないため(実際には1978年(昭和53年)4月に内付嘱の形で受けたとしている)管長・法主の資格がないと主張して静岡地裁に訴えを起こした。その事件を受けて宗門は教義上の理由(法主は僧宝として崇められており、血脈相承を否定することは日蓮正宗の教義に反する大謗法行為である上、信徒を教導すべき僧侶が大謗法行為を犯した以上宗門僧侶として不適格であること)から原告となった正信会僧侶約200名を擯籍(僧籍剥奪)処分に付した。
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