蝦夷の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:08 UTC 版)
「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「蝦夷の人々」の解説
三輪 籐九郎(みわ とうくろう) お露の母方祖父。松前藩がアイヌと交易を行なう「場所」の請負人を務めながら、裏ではアイヌやアムール川流域の人々との間で抜け荷を行なっていた。その際、娘も男装させて連れて廻っていたが、アムール川のほとりにある村に滞在していたとき、娘とロシア人士官が恋に落ちお露が生まれた。士官は1年後に戻ると約束して国に帰り、籐九郎一家は3年その村で待ったが、ヨーロッパで起こった戦争に出征したまま彼は戻ってこなかった。 お露が3歳の時、交易商人と村人との諍いに巻き込まれ、娘が流れ弾に当たって死んだ。そこで、籐九郎はお露と共にその村を離れて厚岸に渡る。そして、4年後雁右衛門と出会ってロシア公益の手引きをした。お露が10歳の時に病に倒れ、雁右衛門に彼女を託して死んだ。 エトコロ 松前のアイヌ。60歳近い。籐九郎が亡くなった後、雁右衛門が水先案内人と通訳として雇った。雁右衛門は彼に全幅の信頼を置いていたが、ただ一度その忠告を聞かなかったとき、竜巻に巻き込まれてしまう。その際エトコロも4人の水夫と共に命を落とした。
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