藻類バイオ燃料
別名:藻類バイオマス燃料、藻類バイオフューエル
英語:Algae fuel、Algae biofuel
藻類から採取できてバイオ燃料(バイオマス燃料)として利用できる資源の総称。特にボトリオコッカス(ボツリオコッカス)やオーランチオキトリウムなどの微細藻類を対象とした研究が進められている。
ボトリオコッカス等の藻類は、光合成によって炭化水素を多く生産する。この炭化水素は性質が重油に近い。オーランチオキトリウムは肝油などから取れるスクアレンを高効率で生成することが知られている。
バイオ燃料の原料としては、間伐材や穀物などを使用する方法もある。これらはすでに実用化されている。藻類の光合成を利用したバイオ燃料の生産は、これら他の原料に比べて自然環境への負荷や世界の食料事情への影響の懸念が少ないと言える。
藻類バイオ燃料の研究および実用化に向けた取り組みは、米国をはじめとする国々が推進している。日本では2014年3月に大規模な藻類バイオ燃料の製造施設が設けられ、実用化に向けた本格的な取り組みが始められつつある。
関連サイト:
ボツリオコッカスは石油に代われるか - 東京大学 UTokyo Research
Botryococcus - 筑波大学 生命環境科学研究科
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