薬物血中濃度モニタリング
【概要】 薬によっては用量を微妙な調節する必要があるものがある。少なすぎれば効かないし、多すぎれば副作用が出てしまう、有効濃度の範囲が狭い薬である。薬物濃度を測定して増量や減量をして患者にとってもっとも良い薬物療法を行う方法。臨床薬剤師の得意とする分野。
【詳しく】 一部の抗癌剤、抗けいれん剤、抗不整脈剤、心臓病治療剤、抗生物質、免疫抑制剤などは血中濃度の測定が必要なものがある。特に併用療法で薬物動態が変化するものは経験が乏しいのでデータを蓄積する必要がある。厚労省研究班の努力で血中濃度の測定が行われている抗HIV薬はつぎのとおり。プロテアーゼ阻害剤のSQV、RTV、IDV、LPV、APV、ATVと、非核酸系逆転写酵素阻害剤であるEFV、NVPそして核酸系逆転写酵素阻害剤のTDFがある。
【URL】http://www.psaj.com/
《参照》 薬物動態

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