著書『クタドゥグ・ビリグ』について
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「ユースフ・ハーッス・ハージブ」の記事における「著書『クタドゥグ・ビリグ』について」の解説
現存する写本には3種類が知られており、うち2種類はアラビア文字によって書かれたカラハン朝テュルク語で記され、他のもう1種類はウイグル文字によって記されている。ウイグル文字版は1439年にティムール朝東部の首都ヘラートで作成されたもので、本来の原本は他の2写本と同じくアラビア文字によって書かれたテュルク語文であったと考えられている。原文はマスナヴィー体と呼ばれる詩の型式を用いた韻文で書かれており、比喩や暗喩、言葉遊びを交え君主のあるべき姿を説いた教訓や道徳についての話である。 この書が完成したおよそ10年後の1077年から1078年頃にバグダードにおいてマフムード・カーシュガリーによって著されたアラビア語・テュルク語辞典である『ディーワーン・ルガート・アッ=トゥルク(トルコ語版)』(テュルク語集成)と並び、イスラム教徒のテュルク人による文学作品としては、最も初期に属す。 この項目は、歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:歴史/P:歴史学/PJ歴史)。
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