荒神橋 (広島市)とは? わかりやすく解説

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荒神橋 (広島市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 15:04 UTC 版)

荒神橋
欄干
橋全体
基本情報
所在地 広島県広島市
交差物件 太田川水系猿猴川
建設 1912年 鉄道橋(木橋)
1939年 供用橋(RC橋)
座標 左岸:南区荒神町、右岸:南区的場町
北緯34度23分37秒 東経132度28分32秒 / 北緯34.39361度 東経132.47556度 / 34.39361; 132.47556
構造諸元
形式 5径間RCゲルバー桁橋
材料 上部工:RC橋、下部工:RC構造、基礎工
全長 80m
20m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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荒神橋(こうじんばし)は、広島県広島市猿猴川にかかる道路橋。現存する被爆橋梁の一つ。

概要

橋名は三宝荒神から。

ここは広島県道164号広島海田線広島県道37号広島三次線の重複区間であり、東詰の荒神三叉路・荒神陸橋と続くこの区間は市内でも有数の慢性的な交通渋滞地点である。2025年8月2日までは中央に広島電鉄本線の軌道、その両側に車道と歩道がある併用橋であった。

左岸側はJR広島駅前となる。上流側に猿猴橋、下流側に大正橋がある。西詰から西へ道沿いにまっすぐ進むと稲荷大橋がある。広島電鉄の軌道があった頃は右岸側で軌道が本線と広島電鉄皆実線に分かれ、最寄の駅となる広電的場町電停がある線路配置だった。

2025年現在、京橋栄橋比治山橋猿猴橋観光橋と共に、現存する被爆橋梁である。かつてはその中で唯一の併用橋であったが、広島電鉄本線は2025年8月3日から駅前大橋経由へ付け替えられ、本橋を通らなくなった。

諸元

  • 路線名 : 広島市道天満矢賀線
  • 橋長 : 80m
  • 幅員 : 20m
  • 上部工 : 5径間鉄筋コンクリートゲルバー桁橋
  • 下部工 : RC橋台2基、RCラーメン橋脚4基
  • 基礎工 : ?

歴史

1912年(大正元年)広島電気軌道開通に伴い単線の電車専用木橋として架橋。1939年(昭和14年)、道路併用橋に改修、鉄筋コンクリート橋として再架橋された。設計は広島市、施工は清水組

1945年(昭和20年)8月6日原爆被災(爆心地より約1.90km)。爆風により欄干が破壊されたが落橋からは免れた。そのため、広島市内から当時救護所に指定されていた東練兵場(現在の東区光町・若草町一帯)への避難経路として使われた。その後、数度補修保全されながら現在も使用されている。

ここ数年広島駅前再開発が行われており、広電の軌道を駅前大橋に移す構想発表、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島の完成など、それらに伴う交通網の整備が予定されている。

ギャラリー

1930年ごろの広島市。猿猴川上流から2番目の電車橋が荒神橋(当時は木橋)。
1945年被爆後の広島市。左地図と位置関係を確認。落橋していないとわかる。
1988年の広島駅南周辺。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成分岐から上が猿猴川であり、分岐から4つ目の橋が荒神橋。拡大すると渋滞状況もわかる。

関連項目

外部リンク




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