茶道における扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 15:44 UTC 版)
用途としては茶入、棗、茶杓などを拭う、また、釜の蓋を取るときに用いる。点茶においてはなくてはならないもので、その扱い方はとくに「帛紗さばき」という。茶杓、茶入の拭き方はいろいろな作法があり、帛紗さばきはそのなかで複雑である。 帛紗さばきの一例は、点者が茶席にはいる前に帛紗を三角形に折りたたみ、男性であれば帯の下からその一角をはさんで、女性であれば帯の上からはさんで出る。席に着いてから帛紗を抜き取り、右手で端を取り、左手親指を中央にいれて、帛紗を半分に折り曲げ、右手に取って、茶入、または棗を拭い、茶を点てる前、釜の蓋を取るときにも帛紗でそのつまみを取り、蓋を蓋置きに載せる。 茶を点て終わったのち茶杓を帛紗で拭うときにははじめと同じように帛紗さばきをして茶杓の中節から先に茶が付着したのを拭い、茶杓を持ったまま茶の付いた帛紗を建水の上で右手ではたき落とす。帛紗を使い終わったらはじめのように三角形に折りたたみ、帯に付けて退出する。 記事袱紗挟みも参照のこと
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