芦屋兵衛道満(あしやのひょうえみちたる、物語後半で「どうまん」と改名)
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「芦屋道満大内鑑」の記事における「芦屋兵衛道満(あしやのひょうえみちたる、物語後半で「どうまん」と改名)」の解説
芦屋(現在の兵庫県芦屋市)の出身。体格は「大男」と表現されている。橘元方の家来ながら、加茂保憲の門下で陰陽道を学ぶ。その実力は京都一と噂される。性格は実直で、忠孝に篤い。主人である橘元方の悪事に加担することを余儀なくされ、そのために心ならずも父である将監を自らの手に掛けることとなる。これを悔いた道満は出家して法師陰陽師となり「あしやどうまん」を名乗る。安倍保名のライバルだが敵対感情はなく、保名の子を「晴明」と名付け、その後見人となる。物語終盤では晴明と術比べを行い、晴明と同等の実力を見せる。妻は岩倉治部の娘である築羽根(岩倉治部は義父)。妹の花町は、小野好古の執権左近太郎の妻。なお、説話集の多くは「蘆屋道満」と表記されるが、本作の場合、底本によって「蘆屋」、「芦屋」が混在している。
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