航法援助施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:42 UTC 版)
NDB (Non-Directional Beacon) 詳細は「無指向性無線標識」を参照 無指向性無線標識。長波から中波にかけての200kHzから415kHzまでを使用し、振幅変調波を発射して位置を知らせる航空保安施設。モールス信号で送られる2文字の識別符号を電波に乗せて送信することで、どこのNDBの電波かを容易に識別できるようにしている。 VOR (VHF Omni-directional (radio) Range) 詳細は「超短波全方向式無線標識」を参照 DME (Distance Measuring Equipment) 詳細は「距離測定装置」を参照 TACAN (Tactical Air Navigation System) 詳細は「戦術航法装置」を参照 VOR/DME(V/D) ヴォルデメ(ボルデメ)と読む。VORとDMEを同時に設置したもの。日本では米軍設置局を除き、3文字で表される識別符号のアルファベット末尾が原則としてEである(阿見VOR/DMEがTLE、浜松VOR/DMEがLHEなど)。コンパスロケータとして使用される蔵王山田VORZMOを除き、日本国内においてVOR単独で設置されるものはなく、VOR/DMEかVORTACのどちらかとして設置されている。 VORTAC(V/T) ヴォルタック(ボルタック)と読む。VORとTACANを隣接して設置したもの。日本では米軍設置局を除き、3文字で表される識別符号のアルファベット末尾が原則としてCである(大島VORTACがXAC,新潟VORTACがGTCなど)。DMEとTACANの距離測定信号は互換性があるため、VORTACからの信号はVOR/DMEにより測位を行う民間機とTACANにより測位を行う軍用機の両方が利用できる。 ILS (Instrumental Landing System) 詳細は「計器着陸装置」を参照 電波により、最終進入コースの航空機を滑走路へ誘導する装置。日本では米軍設置局を除き、3文字で表される識別符号のアルファベット頭字がIである。
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