航法師の権威
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/30 08:26 UTC 版)
ポゥの儀式を終えて正式に航法師となった人物は、共同体内において極めて高い権威を持つ。20世紀後半になってこの海域の伝統的航海術が再評価されはじめた後、この傾向は顕著である。例えばユルピイの息子ハレヤルウはヤップ島での公務員職を辞してまでポゥの儀式を受けることを選んだし、ロコプウェはわざわざ故郷のプンナップ島にサタワル島からエペイマイを招聘してまでも、正式に航法師となることを望んだ。ちなみにロコプウェはエペイマイから授戒された時点でミクロネシア連邦の海事関係者の指導者的立場にあり、西洋の航法技術に精通し、定期連絡船の船長としても豊富な経験を持っていた。
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