興行形態と成績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/28 00:08 UTC 版)
「太陽の恋人 アグネス・ラム」の記事における「興行形態と成績」の解説
1976年の東映は『トラック野郎シリーズ』と『まんがまつり』以外は不振番組が続き、同年7月、シビレを切らした岡田茂東映社長が自ら陣頭に立ち、実録ものをさらにドギツク、リアルにした"ドキュメンタリー・ドラマ路線"の新設を打ち出し、「洋画のヒット作の趨勢と呼応する"話題性"を軸にした"見世物映画"を香具師の精神で作品を売っていく」と宣言した。岡田社長肝いり路線の第一弾が『沖縄やくざ戦争』と『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』の二本立てで、第二弾が岩城滉一主演の「暴走族シリーズ」第4弾『爆発! 750cc族』と舘ひろし主演の『男組 少年刑務所』の二本立てだったが、これが先の新路線とは傾向の違う"青春路線"だったため、この二本立ての興行不安から岡田社長が急遽、公開予定のなかった、本作『太陽の恋人 アグネス・ラム』を付け、三本立てで公開した。不良性感度と純情派の同居が思わしくなく、結果、興行は振るわず。岡田は「これは所詮うちのカラーに合わん。勝負に出たのが狂った」と述べている。
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