自由の鐘のレプリカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 22:32 UTC 版)
ナショナルリーグに所属するフィラデルフィア・フィリーズの本拠地、シチズンズ・バンク・パーク野球場には、自チームの選手が本塁打を打った時や試合に勝利する度に、光り輝いて前後に揺れる巨大なネオン灯の自由の鐘がある。また、フィリーズとフィラデルフィア・イーグルスの以前の本拠地であったベテランズ・スタジアムには、スタンド上部に自由の鐘を模した鉄製のレプリカが掲げられていた。スタジアムのスコアボード上部に置かれていた鐘の像に、1972年に一度フィリーズの打者グレッグ・ルジンスキーのホームランボールが当たったことがある。フロリダ州レイク・ブエナ・ビスタにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは、マジック・キングダムのリバティ・スクウェアのエリア内に実寸大の鐘のレプリカが存在する。この鐘は、アメリカの独立に関係する特定の休日に鳴らされる。更に、ひびが表面に描かれた鐘の実寸大のレプリカが、テキサスA&M大学にある人文科学棟のロタンダ内に吊り下げられている。これは、第二次世界大戦中多くのテキサスA&M大学の学生が、戦地で戦ったという功労を評して贈呈されたものである。その他にもカリフォルニア州ブエナパークに実寸大の鐘のレプリカがあり、同市内の遊園地ナッツベリーファームの外側には、独立記念館を4分の3の大きさに模して作られた建物もある。 自由の鐘の200周年記念である1950年に行われた政府間の結束運動の一端として、フランスで鐘のレプリカが製造され各州へ贈呈された。ニューヨーク州に送られた鐘は、ニューヨーク市にあるクイーンズ・カウンティ貯蓄銀行のキュー・ガーデンズ・ヒルズ支店ロビーに吊り下げられた。この建物は独立記念館のレプリカである。 アメリカ合衆国外では、ベルギー、ドイツ、イスラエル、そして日本 (東京都千代田区の日比谷公園内) にそれぞれ自由の鐘のレプリカがある。
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