自然・気候・地質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 02:43 UTC 版)
十ヶ川上流部の代表的な種には、魚類にコイやギンブナ、鳥類にアオサギやヒバリ、植物にカナムグラやクズなどがあり、下流部の代表的な種には、魚類にボラやマハゼ、鳥類にヒドリガモやケリ、植物にクズやススキなどがある。重要な種には、上流部のメダカやイシガメ、下流部のマシジミやハマアカザやチュウヒなどがある。十ヶ川・阿久比川の両河川でカダヤシやアレチウリなどの外来種が確認されているが、阿久比川で確認されているブルーギルやオオクチバスなどは十ヶ川では確認されていない。十ヶ川や阿久比川の流域にはヘイケボタルが生息しており、阿久比町はホタルの保護活動を積極的に行なっている。1989年(平成元年)、阿久比町は環境省によってふるさといきものの里100選に選出された。 流域は太平洋側気候であり、四季を通じて温暖である。年平均気温は約16度であり、年間降水量は約1500mmである。半島付け根中央部(阿久比町・知多市・東海市・東浦町の境界付近)からは南南東の衣浦湾に向かって阿久比川と十ヶ川が、北西の伊勢湾に向かって大田川が流れ、大府丘陵と知多丘陵を分断している。流域の土地利用比率は宅地が62%、水田が23%、畑地が4%、その他が15%であり、宅地と水田が約1/3ずつの阿久比川に比べて宅地比率が高い。
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