自己犠牲で首都キーフを救った村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 19:15 UTC 版)
「デミディウ (キーウ州)」の記事における「自己犠牲で首都キーフを救った村」の解説
2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻では、侵攻直後の2月末、キーウ貯水池を堰き止めるダムが決壊し、村は2カ月以上に渡って洪水に見舞われた。 ウクライナの首都キーウの中心まで車で一時間ほどの距離にあり、ロシア軍の進撃を阻むためイルピン川にかけられた橋はウクライナ軍によって破壊された。 さらにはロシア軍による仮設橋の設置と通行を阻むためウクライナ当局によって意図的にダムの放流が行われ水位が上昇したが、その直後にダムが飛翔体によって攻撃された。 これによって発生した洪水により村は浸水したがロシア軍戦車の前進が阻止され、ウクライナ軍は防衛を準備するための貴重な時間を稼いだ。またデミディウ村からキーウに前進出来なくなったロシア軍は進行方向を変え、後に残虐な虐殺が起こったブチャ方面に向かった。
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