脱医療化、脱施設化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:18 UTC 版)
「セルフヘルプ」および「自助グループ」も参照 また、健康・医療の問題が西洋専門医学にのみ委ねることへの反省を背景として、「医療化」や「施設化」に対して、人間本来の治癒能力や自律性を重視し、医療/非医療の境界の融解を目指す「脱医療化」がイヴァン・イリイチらによって唱えられ、また、近年では、日常生活や地域生活のなかでケアを行う「脱施設化」に向けた研究も始められている。 実際に、WHOが1986年に宣言したオタワ憲章でうたわれているヘルスプロモーションでは、地域社会や地域コミュニティ単位での健康活動へのエンパワメントに焦点が向けられており、英米では地域研究との連携も進んでいる。
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