胴体の基本構造と破壊の程度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 02:53 UTC 版)
「アロハ航空243便事故」の記事における「胴体の基本構造と破壊の程度」の解説
胴体の吹き飛んだ区画はセミモノコック構造である。セミモノコック構造とは、円周方向のフレーム(円框)と前後方向を繋ぐストリンガー(縦通材)で籠状の骨格を構成し、これに薄い外板パネルを取り付けたものである。 胴体外壁の喪失範囲は、前後方向には前方搭乗口の後ろから主翼手前までの18フィート(約5.5メートル)、円周方向には左床面から右窓に及び、上部の構造はほとんど失われていた。残っていた右側の床から窓の部分は、外側に90度以上曲がるなど大きく変形していた。主翼や尾翼、エンジンに飛散した破片が当たった跡が多数確認されたほか、一部は右主翼に食い込んでいた。外板以外にも床の構造が大きく損傷し、左エンジンの制御索も破断するなど機体各部が損傷していた。
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