胎児型(ERMS)と胞巣型(ARMS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/28 02:12 UTC 版)
「横紋筋肉腫」の記事における「胎児型(ERMS)と胞巣型(ARMS)」の解説
小児の横紋筋肉腫は、病理組織学診断を目的とした、顕微鏡下での観察による腫瘍細胞の増殖パターン、及び形状に応じて、胎児型(ERMS)と胞巣型(ARMS)との2大組織型亜型に分けられる。胎児型は小児に多く、眼窩や頭頚部、泌尿生殖器系などに腫瘍ができることが多い。長期予後は比較的良好といえる。また鼻腔、膣、膀胱など粘膜で覆われた管腔臓器にもできることがある。この場合は胎児型の特殊型である、ブドウの房状の組織所見が出現する。一方、胞巣型は年長の子供や青年に多く、体幹や四肢に主に発生する。しかも転移や再発が起こりやすく、治療抵抗性となりやすいため、胎児型よりも悪性である。 胎児型と胞巣型はさらに以下のタイプに分けられる。
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