耐震継手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 22:53 UTC 版)
S形 呼び径500~2600 大きな伸縮性と可とう性があり、離脱防止機構を有する。接合方式は、メカニカルタイプ。 後に改良されたNS形が開発され普及したため、現在はNS形が存在しない呼び径1100以上の製品のみ使用されている。 SⅡ形 呼び径75~450 大きな伸縮性と可とう性があり、離脱防止機構を有する。接合方式は、メカニカルタイプ。 後に改良されたNS形, GX形が開発され普及したため、現在は使用されていない。 NS形 呼び径75~1000 大きな伸縮性と可とう性があり、離脱防止機構を有する。接合方式は、プッシュオンタイプ(呼び径300~450の異形管継手と、呼び径500以上の継手はメカニカルタイプ)。 S形と同等の性能を有し、継手の接合を容易にしたもの。 NS形(E種管) 呼び径75~150 大きな伸縮性と可とう性があり、離脱防止機構を有する。接合方式は、直管はプッシュオンタイプ、異形管はメカニカルタイプ。 離脱防止機構は、従来のNS形と異なり、指し口突部の形状等が変更され、低コスト化と施工性の向上が図られている。 また、管厚の薄肉化と内面塗装の変更により、軽量化と低コスト化を実現している。ただし設計水圧は1.3MPa以下に限定されている。 GX形 呼び径75~400 大きな伸縮性と可とう性があり、離脱防止機構を有する。接合方式は、プッシュオンタイプ(異形管は、メカニカルタイプ)。 従来のNS形と比較して、施工性が改善されている。 S50形 呼び径50 大きな伸縮性と可とう性があり、離脱防止機構を有する。接合方式は、メカニカルタイプ。 継手性能はGX形と同等である。 US形 呼び径800~2600 伸縮性と可とう性があり、離脱防止機構を有する。 接合方式は、管の内面から接合を行うメカニカルタイプ。 ロックリングを締め付ける方法によってVT方式、SB方式、LS方式、R方式がある。
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