翁舞と能面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/22 07:42 UTC 版)
「世子六十以後申楽談儀」の記事における「翁舞と能面」の解説
第17条は勧進猿楽の舞台・桟敷についての具体的な留意事項、そして翁舞についての具体的な記述が見られる。ここで世阿弥12歳の今熊野の公演において、初めて翁舞を座の大夫が演じることになり、翁舞そのものが変質した瞬間が語られ、結果『談儀』が書かれた頃には、本来の形での翁舞はほとんど行われなくなったことが記されている。第18条は装束や道具、第19条では面についての細かな注意。第20条では笛・狂言の名人の名が挙げられ、第21条では金春座、金剛座、十二座など、中央で認められていない大和猿楽の座が紹介されている。第22条は能面とその作者についての文章であり、面作者についての最も貴重な文献である。
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