美弥谷(みやたに)団地の逃亡者
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「鍵のない夢を見る」の記事における「美弥谷(みやたに)団地の逃亡者」の解説
初出:『オール讀物』2010年1月号) 友達の初体験を知り、自分も早く処女を捨てたかった美衣は携帯のご近所サイトで彼氏を探す。そして出会ったのが、悩み相談に相田みつをの詩をまじえてコンタクトをとってきた陽次だった。幸せは自分で決められるのだと美衣は喜び、2人は付きあうようになる。しかし陽次はすぐに束縛が激しくなり、事あるごとに美衣に暴力をふるうようになってしまう。時は過ぎ、20歳を過ぎた美衣は今も、陽次と2人でいる。『るるぶ』を持って、海岸近くのスポットを周り、そして2人は一体どこへ向かおうとしているのか。 美衣(みえ) 日焼けサロンで焼いていて、化粧もしている今風な女。陽次とは高校を卒業してアルバイトをしたりしなかったりな日々の中、携帯の出会い系サイトの一種であるご近所サイトで知り合った。小百合と敦子とは小学校の頃から仲が良く、修学旅行の班も同じだった。保育園の時に両親は離婚し、現在は母親と生活している。今年68歳になる祖父がいる。 柏木 陽次(かしわぎ ようじ) 2年付き合っている美衣の恋人。痩せていて筋肉が無い。変なところで礼儀にうるさい。 小百合(さゆり) 美衣の友達。勉強ができたため、中学は受験して私立へ行った。眼鏡をかけており、地味で真面目そう。ジャニーズが好きで、現実の男とは付き合ったことがない。 栄美(えみ) 美衣が小学生の時のクラスメイト。キョンシーごっこをやると、いつもテンテン役だった。県外で就職したらしい。 敦子(あつこ) 美衣と小・中が一緒の友達。身長は美衣と同じだが、昔から太っている。しかし初体験は美衣よりも早かった。
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