繊毛を含む構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/01 17:38 UTC 版)
小膜(繊毛虫) 繊毛虫において、繊毛が2〜3に配列して密生、融合し、共動して膜のように振舞う器官。細胞口の近辺に見られる。 波動膜(繊毛虫) 繊毛虫において、繊毛が一列に配列して密生、融合し、共動して膜のように振舞う器官。細胞口の近辺に見られる。パラバサリアのトリコモナス類に見られる同名の器官とは異なる。 棘毛(繊毛虫) 多数の繊毛が密生し、円錐形の構造を為したもの。繊毛虫の腹部に見られる。 繊毛環 繊毛が環状に生えている生物体の部分の総称。トロコフォアなど海産無脊椎動物の幼生に良く見られ、幼生の運動器官及び摂食器官として重要である。また、繊毛輪の位置や形状の変遷は幼生型の分類基準となる。 繊毛冠 輪形動物の頭部にある繊毛環の一種。繊毛の生えた輪状の運動・摂食器官で、ワムシの運動器官と摂食器官とを兼ねる。 繊毛溝 動物の上皮組織において、溝状の繊毛上皮として機能を持つ部分の総称。分泌、吸収、排出などの役目を担う他、感覚器として機能するものもある。
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