緊急時外貨準備金基金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/02 03:33 UTC 版)
この準備金の目的は、国際金融市場の流動性圧力に対する備えを提供することにある。これは、参加国の自国通貨が国際的な金融逼迫の悪影響を受けている場合の通貨問題にかかわるものである。その役割から「小規模版IMF」と呼ばれている。 この銀行は、米国がその拡張主義的通貨政策を止めた結果として経済的ボラティリティを蒙るであろう他の国々に対し、援助を提供することにもなるであろう。 この基金は「払込資本」による100億ドル(参加各国が7年かけて20億ドルずつ提供する)を含み、さらに「要請によって支払われる」追加の400億ドルが加わる。初期の計1000億ドルの資本金のうち、中国が410億ドル、ブラジル、ロシア、インドがそれぞれ180億ドル、南アが50億ドルを提供する。貸出の開始は2016年を予定しており、他国の新規参加も認めるが、BRICS 五か国の出資比率が 55% を下回ることはない。
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