組織指導者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 01:54 UTC 版)
全国組織指導部配下の各政治指導部に配属される組織指導者は指導部全ての組織・活動の監督にあたり、組織問題においては些細な問題であっても速やかな解決が必要とされた。上層部からの指令や布告は可能な限り、組織運営の議題として扱われず早急な施行が推奨されたが、これは、指導部の官僚化を防ぎ、組織の活性化を促進する組織論として定義されていた。 大管区組織指導者は、統轄下の各管区・地区の政治指導者達との会合を定期的に開催し、単なる書面による指示や報告に終始しない組織間の直接的な交流を行い、党の結束を強固なもとするよう努めるものとされた。また、党の諸組織もこれらと同様、個々の会合や会議の開催が推奨された。 組織指導者は、あらゆる点において客観的な顧問として対応にあたり、個々の部署間の摩擦や対立などの処理・解決の任をうけた。大管区における組織的・領土的問題は、全国組織指導部の許可を得てのみ取り組むことができ、施行に至る前には必ず全国組織指導部への報告を必要とした。
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