終息したプロセッサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 07:19 UTC 版)
ROMP (IBM):世界初の商用RISCチップとしてRT-PCに搭載されたが普及せず、後のPOWERに引き継がれた。 i860/i960(インテル) 88000(モトローラ):ほとんど売れなかったため、モトローラはほどなくIBMのPowerPCの製造に参加した。 29000 (AMD):1990年代初頭、ポピュラーなRISCプロセッサのひとつだった。PostScript プリンタのインタプリタ処理プロセッサとして広く使用された。 PA-RISC (HP):同社のワークステーションで使用された。Itaniumへの移行に伴い、PA-RISC搭載マシンの出荷は停止しているが、古いシステムでは2011年現在も利用されていることもある。 Alpha (DEC):64ビット構造を取るCPUで、ワークステーションや組み込み用途向け。RISC-CPUの中でも最速を誇ったが、1997年にインテルから11件の特許侵害を訴えられ約15億ドルの買収で和解した。また同社がコンパックに買収された後、さらにコンパックはHPに買収され縮小の一途を辿った。インテルに譲渡された開発チームは各社に散り、それぞれ別のRISC CPUに携わっている。2016年6月に世界最速と評価されたスーパーコンピュータ神威太湖之光に使用されている中国製CPUのベースとなっている。
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