紀元前1350年代
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「紀元前14世紀」の記事における「紀元前1350年代」の解説
紀元前1350年頃エジプトでアメンホテプ3世が死去。息子のアメンホテプ4世(アクエンアテン)が即位。父王アメンホテプ3世の后となる予定だったミタンニ王トゥシュラッタの娘タドゥキパ(英語版)がアメンホテプ4世の后となる。 エジプトのテーベの神官であるネブアメンの墓が作られる(墓の壁画は大英博物館その他が所蔵)。 トルコ南部アンタルヤ県のウルブルン岬で交易船が沈没する(ウルブルン沈没船(英語版))。この沈没船の船体は1982年に発見され、現時点では世界最古の沈没船とされている。 ヒッタイト王シュッピルリウマ1世がミタンニの都ワシュカンニを攻撃。ミタンニは敗走し、その途中でトゥシュラッタ王は息子の一人に殺される。 この混乱でヒッタイトはアルタタマ2世を、アッシリアはシュッタルナ3世をミタンニの新王に擁立し対立。 ヒッタイトがアッシリアに勝利しミタンニの新王シャッティワザを擁立し条約を締結。この条約にはインド・アーリア系のヴェーダの神ミトラ・ヴァルナ・インドラ・ナーサティヤの神名が記録されている。 イズミル近郊のカラベル峠にある象形文字ルウィ語の「カラベルの石碑(英語版)」が建てられる。ここに刻まれていた人物像は現在アルザワ系ミラの王タルカスナワ(英語版)であると考えられている。
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