米英ソ三極体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:49 UTC 版)
その1年後の1944年、アメリカの外交政策学者であるウィリアム・フォックスは、『超大国:米国、英国、ソビエト連邦—平和への責任(The Superpowers: The United States, Britain and the Soviet Union - Their Responsibility for Peace)』という本の中で、この概念を詳しく説明している。フォックスは「スーパーパワー」という言葉を使って、当時の戦争が示すように、国家が地球規模で互いに挑戦し、戦うことが可能な世界において、最高の地位を占めることができる新しいカテゴリーのパワーを示した。彼によると、当時の超大国は、アメリカ、ソ連、イギリスの3カ国であった。大英帝国は世界史上最も大規模な帝国であり、世界の人口の25%に影響力を持ち、地球の総面積の約25%を支配していたため、大国の筆頭と考えられていた。一方、アメリカとソ連は第二次世界大戦前から大戦中にかけて勢力を伸ばしていた。
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