籠原電車区構内脱線事故
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「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「籠原電車区構内脱線事故」の解説
1968年(昭和43年)11月23日5時40分ごろ 籠原電車区(現・高崎車両センター籠原派出)で籠原発大宮行き普通列車に充当する新前橋電車区所属165系10両編成が出区線から移動中にポイントが切り替わったため8・9両目が脱線した。回送状態であったために乗客に死傷者はない。 原因は運転士の確認不足と事後対応のミスによるものである。まず当該編成が入線する予定だった籠原駅2番ホームには別の列車が在線していたため出区線の信号が赤であったことを見落とし発車。続いてポイントが同駅下り4番ホームに向って開いていたことも通過後に気が付いて停止。さらに無断退行したものの今度は後退中に2番ホームの列車が発車したため9両目通過中にポイントが自動的に切り替わったことから9両目と8両目が泣き別れ脱線した。9両目のサロ165-24は架線柱2本に接触し倒壊させたため架線を切断、さらに車体が「く」の字に折れ曲がったことから修復困難となり1969年5月8日付で廃車。なおサロ165形で非冷房のまま廃車になったのは当車のみである。
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