管理主義について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 01:50 UTC 版)
「青年海外協力隊堕落論」の記事における「管理主義について」の解説
JICAの管理主義と精神主義を指摘したAERA誌の記事に対して、高橋事務局長は「『協力隊=軍隊=管理主義・精神主義』といった先入観に基づいて、それをサポートするような部分だけを集めて記事にしている」とし、読者のミスリードを狙っていると反論した。 高橋事務局長はまた、「管理主義の行き過ぎは問題だが、日本では致命的とならない事故でも活動中に落命する隊員がいる。あってはならないことだが、それに対応するために、訓練の課程で結果的に管理的にならざるをえない」と弁明した。 またAERA誌の記事で、ラオスの大規模農場に派遣された隊員についてのJICAの管理主義の例として単車の許可の話を紹介している。この記事によると「現地の人々が車を使っているのに、自分は自転車で移動していた。たまりかねてオートバイの購入を希望したが、配車されたのは帰国4ヶ月前だった。しかも、夜6時以降の使用禁止、首都のビエンチャンに行くのに使うことは禁止」としていたとした。この指摘について、高橋事務局長は、現地に赴任中の隊員の死亡の原因で1位は「交通事故」であり、そのため単車の厳しい貸与基準や行動範囲の制限は致し方ないとした。
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