第III部 法廷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:20 UTC 版)
終戦記念日の8月15日、学校内裁判が開廷した。様々な証人が証言台に立つ中、告発状の主、三宅樹里が非公開の法廷に出廷し、改めて自分は柏木君が殺されるところを見たと証言した。しかし、これは偽証であった。 その後、裁判を通して事件や柏木についての情報が出揃う中、裁判閉廷日に弁護人役神原が検察側の証人として証言台に立つ。神原は柏木が死んだその日の夜、神原が「自分の思い出の場所を巡るゲーム」をし、柏木が死亡する直前まで彼と会っており、彼は自殺願望を持っていたと証言した。柏木の自宅から「遺書のような小説」が出てきて、柏木は自殺願望があったことが判明した。 陪審員役は、被告人である大出俊次に無罪の評決を下し、この事件は「柏木による、柏木の殺人事件である」と評し、裁判は幕を閉じた。 2010年3月、野田健一は国語科教師となって城東第三中学校に帰ってきた。学校内裁判は「伝説・歴史」となっていた。
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