第9話 第五類人猿(だいごアンソロポイド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 01:59 UTC 版)
「人外魔境」の記事における「第9話 第五類人猿(だいごアンソロポイド)」の解説
アマゾン奥地のブラジル・ペルー国境近く、西経70度・南緯5度付近に、大魔境「神にして狂う」河(リオ・フォルス・デ・ディオス)が存在する。 奥アマゾンでは、大蛇が木にはさまれて木質化する「化木蛇」がまれに発見されているが、数年前、アマゾン流域のフォンテボア(英語版)で、木質化した人間らしき生物の遺体が発見された。これはゴリラ、チンパンジー、ギボン、オーラン・ウータンのいずれとも異なる、新種の「第五類人猿」であるらしい。その掌紋は現存する南米人種のいかなるものとも異なっており、滅びたインカ族との関連が疑われる。 ペルーのリマで「神にして狂う」河の攻略作戦を試みていたが、計画がうまく立たないことにいら立った折竹は、気分転換のため、リマで知り合った若きインカ学者ホアン・デ・グラードと、ココス島に行くことにした。そこへニューヨーク市警の強力犯刑事ヒュウ・ファーレーが現れる。ドーニァ・ジオルダーノという殺人犯の女を追いかけ、女の故郷であるリマまではるばるやってきたが、逃してしまったというのである。折竹は当惑する。ドーニァ・ジオルダーノとは、ホアン・デ・グラードがたびたび口にしている恋人の名だったからである。 折竹はココス島の調査で、王冠を発見する。それを見たホアンは、それがインカ最後の王アタワルパの王冠であり、インカの王族が「神にして狂う」河に逃れたことを示してることを見抜く。いっぽう、ドーニァも偶然に島を訪れていた。 折竹、ホアン、ドーニァ、そして出資者ロドリゲスらの探検隊は、「神にして狂う」河に向かい、さらにドーニァを追ってファーレーも潜入した。
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