第9巻「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」
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咲太と、家族の記憶が戻った花楓は、父が住む横浜の家を訪れ、精神疾患で療養中だが回復しつつある母と対面。その日花楓は母と共に父の家に泊まることにするが、翌日学校がある咲太は藤沢の家へ帰った。 その翌日になったところ、咲太はかつて麻衣が体験したような、自分が誰にも認識されない状態になっていた。咲太は再度父の家に行くが、母も花楓もやはり咲太を認識しない。母の日記にも、咲太の存在はなかった。咲太が花楓(かえで)とふたりで生活する上で母のことを考えないようにしていたことが、この現象を引き起こしたと思われた。 その時、麻衣そっくりだが小学生くらいの少女が現れる。その少女だけは咲太を認識しており、少女に導かれるうちに、気づくと咲太は違う場所、違う世界にいた。 その世界では咲太、花楓、父、母が4人で横浜に暮らしていて、花楓のいじめ問題は解決し普通に中学に登校、花楓も母も健康。咲太は峰ヶ原高校にて理央たちと友人のままで、麻衣とも交際しているという、絵に描いたような理想の世界だった。だがこの世界は「居心地がよすぎる」と、咲太は元の世界に戻る決心をする。咲太は再び麻衣そっくりの少女に導かれ、元の世界に戻った。 元の世界では、やはり誰も咲太を認識しなかったが、仕事で山梨県に行っていた麻衣が一日早く帰ってきて、咲太のことを見つけてくれた。麻衣に励まされた咲太は、改めて母と対面に行く。すると母が咲太に気がつき、他の皆にも認識される状態に戻った。 それから約1年後、咲太は無事大学受験に合格して進学する。そこで咲太は、中学生の時の同級生だった赤城郁実と再会する。
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