第9巻「紗霧の新婚生活」
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「エロマンガ先生」の記事における「第9巻「紗霧の新婚生活」」の解説
紗霧は、年齢的に結婚はできないと答えつつも、かつて正宗に語った自分の「好きな人」とは正宗のことだと打ち明け、「いつか、私をお嫁さんにしてください」と返事し、恋人同士になった。だがエルフとムラマサはそのことを正宗より告げられても全く動じず、それぞれ将来的には自分が正宗を手に入れると言い、また。正宗の仕事が山場を超えたため、エルフの家に戻っていった。さらに京香は仕事で数日家を空けることになり、やる気を出した真希奈も、会社に泊まり込んで仕事すると言って自ら出ていった結果、和泉家は以前のように正宗と紗霧だけが暮らす状態になった。その中で紗霧は“普通の生活”ができるよう正宗に助けられつつ、運動や家事、外出などの練習を始める。 やがて京香が帰ってくると、正宗と紗霧は自分たちの関係を報告するが、京香はふたりの交際も結婚も認められないと言う。理由は話したがらなかった京香だが、正宗と紗霧が踏み込むと「私が、貴方たちの両親を殺したから」だと語り出した。京香の年の離れた兄で、正宗の父である和泉虎徹は、虎徹の妻近藤志保(旧姓)の事故死の後、当初その気が無かった虎徹に再婚を薦めたのが自分だったと話す。その結果初代『エロマンガ先生』こと紗霧の実母と再婚したが、結果ふたりは新婚旅行で事故死した。ゆえに自分が正宗と紗霧の両親を殺したのと同じである、自分が良かれと思ってやったことはすべて裏目に出るから正宗たちを祝福できない。そんな自分を正宗たちが恨むのは当然だが、もう自分は和泉家には近寄らないから安心するようにと言って、家を出る。 だが正宗たちは、京香が自分を責めるのはわかるが、同時に自分たち子供がいた関係で両親の旅行が事故が起こる日になったと思っていたこと、さらに京香がいなかったら正宗と紗霧は出会えなかったことを指摘する。 正宗と紗霧は、家に連れ戻した京香より、“まだ”正宗と紗霧の交際は許可できない、なぜならふたりには、自分よりも先に報告すべき相手がいるからだという。そこで紗霧は、墓参りのため来年のお盆までには外に出られるよう頑張ると言い、そんな紗霧に、正宗は婚約指輪を渡した。
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